お金はどこで生まれてどこへ消えるの?政府支出と税金の仕組みをやさしく解説

マクロ経済と経済用語

「税金で国が運営されている」
そんなふうに学校で習った人は多いと思います😊

でも実際のお金の流れを見ると、

政府がお金を使う

私たちの預金が増える

あとから税金で一部が回収される

という順番になっていて
これが一般会計の流れを大まかに表したイメージです。

今回は、「お金が生まれてから消えるまで」をできるだけ簡素に説明するので
見ていきましょう♪

「政府支出が先で、民間預金が結果である」という仕組み

お金が生まれてから消えるまでのサイクルとは

税金を集めてから政府がお金を使うんだよね?

実際のお金の流れは、少し違うんだよ😊

私たちは普段、自分の家計の感覚で想像してしまうのですが
実際は直感とは違う流れをしているのです。

「政府支出が先で、民間預金が結果である」という仕組みは、
家計の「収入が先で、支出が後。」というイメージにとらわれると混乱してしまうかもしれません💦

ふんわりとわかっているような、わからないような…
実はそのように運営されていたんだ!という流れを
追っていきたいと思います☺️

なるべく簡単な言葉で伝えるのでぜひ読んでみてほしいな♡

国家予算のお金の生まれ方

STEP① 予算が決まると、まず支払いの準備をする

毎年、国会で予算が決まると、
政府は道路や学校、防衛、医療などに使う予算を執行していきます。

でも、思い出してみてください。
その年の税金って、確定申告や年末調整など、年度末にならないと確定しませんよね。

そこで政府は、まず支払いのためのお金を準備します。

そのとき利用されるのが

「国庫短期証券(政府短期証券)」です。

これは

「近いうちに返します」

という短期間の約束のようなもので、この証券は、年度の資金繰りを円滑にするために発行される短期の国債です。

まずこれを発行することで、政府は年度の初めから予算を執行できます。

ええっ!税金が全部集まる前から予算って使ってたの?

そうだよ。だから最初に支払いの準備をしているんだ😊

STEP② 政府がお金を使うと、私たちの預金が増える

例えば、

政府が道路工事を100万円発注したとします。

すると建設会社の銀行口座には、100万円の預金が記帳されます。

つまり、「政府支出によって民間の銀行預金が増える」という流れになります。

ここが多くの人がイメージしている順番と少し違うところです。

えっ?

税金が使われたから預金が増えたんじゃないの?

実際には、政府が支出した結果として預金が増えるんだよ。

家計では「収入→支出」ですが、

政府のお金の流れでは

「支出→民間預金が増える→税金で一部を回収する」

という順番で考える見方があります。

※銀行預金は政府支出だけでなく、民間銀行の融資(信用創造)によっても増えます。

STEP③ 年度の途中で税金が納められる

その後、私たちは所得税や消費税などを納めます。

すると、

民間全体の銀行預金は、その分だけ減ります。

つまり、税金には民間にあるお金を回収する働きがあります。

お風呂で考えると分かりやすい♪

このブログでも何度か使っている、お風呂で例える国の経済の可視化がわかりやすいと思います☺️

STEP④ 集まった税金は国庫短期証券の返済などに使われる

STEP①で発行された国庫短期証券は、
税収や新たな国庫短期証券の発行などによって償還・借換えが行われます。

つまり、

年度の最初に準備した短期の資金を、あとから返済していくイメージです。

なるほど!

だから税金が全部集まるのを待たなくても

年度の初めから予算を使えるのね!

そういうこと😊

STEP⑤ 長い国債は借換債で引き継がれていく

一方、建設国債などの長期国債は少し仕組みが違います。

満期になると一度に全部返済するのではなく、
借換債を発行して、次の国債へ引き継いでいきます。

日本では

60年償還ルール

という運用があり、長い時間をかけて計画的に管理されています☺️

じゃあニュースでいう借換債って?

建設国債や特例国債は、
借換債を発行しながら管理される仕組みになっているんだ😊

つまり、お金は毎年こんなサイクルで動いている

政府支出によって民間預金が生まれ、その後、国債発行などを通じて資金決済が行われます。

予算成立

政府短期証券を発行

政府支出

民間預金が増える

税金を納める

国庫短期証券などを償還

翌年度も同じ流れ

私たちが普段使っている銀行預金は、
このようなお金の流れの中で増えたり減ったりしています。

まとめ

今回のポイントを整理してみました💡

✅ 年度初めは国庫短期証券などで支払いの準備をする

✅ 政府が支出すると民間の銀行預金が増える

✅ 税金を納めると民間のお金は減る

✅ 税収は国庫短期証券の償還などにも使われる

✅ 長期国債は借換債で管理され、60年償還ルールのもとで運用されている

✅️国家予算は税収額には縛られない(ココが大事です💞)

おわりに

学校やニュースなどでは

「税金を集めてから国が使う」

とイメージすることが多いかもしれません。

一方で、政府・日本銀行・銀行を含めた資金の流れを見ると、
政府支出が行われることで民間の預金が増え、その後に税金として一部が回収される

という側面があります。

お金がどのように生まれて、流れ、回収されるのかを知ると、
ニュースで出てくる「国債」「税金」「財政赤字」といった言葉も、
これまでとは違った視点で見えてくるかもしれません☺️


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