子どもが初めてアルバイトをして、お給料をもらう。
そんなとき、みなさんなら子どもにどんな言葉をかけますか?
「頑張ったね!」
「初めてのお給料、何に使うの?」
「貯金しておきなさいよ」
きっと、それぞれの家庭でいろいろな会話があると思います。
我が家の場合は……少し変わっているかもしれません(笑)。
私は普段からマクロ経済のことを考えることが多いので、子どもに「初めてのお給料」について話すときも、お金が社会の中でどんな役割をしているのかという話をしたかったです。
今日は、そんな我が家の「初めてのアルバイトとお金」の話です。
「そんな伝え方もあるんだな〜」
くらいの気持ちで、よかったら最後までお付き合いください😊
我が家の子どもたち、初めてのアルバイトは大学生
子どもたちの銀行口座開設
我が家の子どもたちは、高校までは部活動に熱中していました⚾️
学校も特別な事情がない限りアルバイトは禁止。
そのため、2人の子どもたちが初めてアルバイトをしたのは大学生になってからでした。
アルバイトを始めるとなると、まず必要になるのが銀行口座ですよね。
今だったら、私は断然ネット銀行をすすめると思います。
でも当時はそんな考えもなく、とりあえず近くに店舗がある都市銀行で口座を開設することにしました。
そして……
私は付いていきました(笑)。
銀行口座を作るだけなのに、母が付いていった理由
なぜ付いていったのか。
理由はひとつ。
キャッシュカードにクレジット機能を付けられるのを阻止するためでした(笑)。
銀行で口座を開設すると、
「クレジット機能も付けられますよ♪」
「海外旅行にも便利ですよ♪」
なんて案内されることがありますよね。
もちろんクレジットカードそのものが悪いわけではありません。
子どもたちは別のところでクレジットカードを作る予定だったので、メガバンクのキャッシュカードは必要ありませんでした。
一人目のときは、予想通りセールストークが始まりました。
銀行員さん👩「キャッシュカードの種類なんですが…クレジット機能が付いているのにされる方が多いですけど…」
(私「きたきた…」)
そして私は、子どもの斜め後ろから……
「大丈夫です。クレジット機能いらないです。」と突然口を挟む母(笑)。
今思えば、行員さんからしたら、
「保護者ブロックきた……!」
という感じだったかもしれません😂
二人目のときは窓口ではなく、自動口座開設のブースを案内されたので
セールストークはなく自分でその場で選択できましたが
大学1年生には説明の言葉が少し難しいところもあったので、結果的には付いていってよかったかなと思っています。
こうして2人とも無事に銀行口座を作り、アルバイトの準備が整いました。

いよいよ本題!子どもに「働くこと」と「お金」をどう伝える?
どこで働く?アドバイスするべき?
アルバイト先は、もちろん本人たちが探しました。
求人を探して、応募して、面接を受けて、採用されて。
私は、「アルバイトでしか経験できない仕事ってたくさんあるから、一つに絞らなくてもいいんだよ。いろんな仕事を経験してみたら?」
とだけ、伝えていました。
親としては、
「学生の今だからこそ、いろいろな仕事を経験してほしいな」と思っていたんです。
ところが……
長男は、なんと同じアルバイトを4年間。
次男は、最初のアルバイト先が店舗削減でなくなってしまい、仕方なく別のアルバイトへ移りましたが、その仕事を卒業まで続けました。
いろいろな仕事を経験してほしかった母としては、
「えっ、そんなに一筋なの!?」という感じでした(笑)。
でも、これはこれで「一つのことを続ける力」という意味では、よかったのかもしれません🤭
初めてのお給料をもらう前に、母が1000円札を置いた理由
さて、ここからが今回の記事の本題です。
アルバイト先が決まったあと、私は子どもに、「ちょっとだけ話を聞いてくれる?」とお願いしました。
そして、1000円札を1枚持ってきました。
子どもの前に、1000円札を置いて…
こう話しました。
「この1000円って、1時間働いたらパッと生まれると思う?」
「あなたの時給が1000円だとするね。1時間働いたら、この1000円がパッと生まれる?……そんなわけないよね。」
子どもは、「???」という顔。
1000円札そのものに価値があるわけじゃない
「この1000円札自体が働いてくれるわけじゃないよね。
1000円札が、
料理を作ってくれるわけでもない。
お店を掃除してくれるわけでもない。
商品を運んでくれるわけでもない。
お客さんの困りごとを解決してくれるわけでもない。
実際に働いて、何かを生み出したり、誰かにサービスを提供したりするのは人だよね。」
仕事には、いろいろあります。
商品を作る。
料理をする。
商品を並べる。
接客する。
荷物を運ぶ。
レジをする。
準備をする。
片付ける。
掃除をする。
お客さんの希望に応える。
その一つひとつが誰かの生活を支えて、社会に価値を生み出してるんだよって伝えました。
「働く」ということは、社会に価値を生み出すこと

もう一つ、伝えたかった「お金は使ってこそ役割を果たす」ということ
働くことと同じくらい、私が伝えたかったことがあります。
それが、
「お金を使うことも大切だよ」ということです。
「お金を貯めなさい」だけではなく、
「自分が大切だと思うことに、ちゃんと使ってほしい」と伝えました。
需要と消費があることが、供給や生産につながって
多様で豊かな未来を作っていくと思うんですよね☺️
お金だけでは、食べ物は作れない
例えば、100万円持っていたとしても、
農家さんがいなければ食べ物は作れません。
調理する人がいなければ料理はできません。
大工さんがいなければ家は建ちません。
電気を届ける人がいなければ電気は使えません。
道路を整備する人がいなければ、道路を維持することもできません。
医療を提供する人がいなければ、治療を受けることもできません。
映画や音楽、ゲームなどを作る人がいなければ、エンターテインメントを楽しむこともできません。
つまり、私たちの生活を本当に豊かにしているのは、
「お金そのもの」ではなく、人が働いて生み出しているモノやサービスだと思います。
「だから、好きなことにお金を使ってほしい」
私は子どもたちに、こんなふうに伝えました。
「今は大学生だから、住むところや食べること、通学することはママができる範囲で支えるよ。だから今のあなたは、まず大学で勉強して、いろんなことを知ってほしい。
アルバイトでは、興味のある仕事を経験してみてほしい。
そして、働いて得たお金は、自分が好きなことに使ってほしいな。」
もちろん、全部使ってしまえという意味ではありません(笑)
貯めることも大切です。
でも、
「貯めることだけが、お金を大切にすることではない」ということを伝えたかったんです。
使ったお金は「消える」のではなく、誰かの売上になる
何に消費するかを自分で決められる人になってほしい
そして、マクロ経済を学ぶようになってから、私が特に面白いと思うようになったのがここです。
子どもが1000円を使う。
すると、その1000円はお店の売上になります。
お店はその売上を使って、仕入れ先に支払ったり、従業員に賃金を支払ったり、新しい商品を仕入れたりします。
そこで受け取った人が、また別のところでお金を使います。
すると、その支出がまた誰かの売上になります。
つまり、「自分が使ったお金が、別の誰かの所得になる」という循環が生まれます。
もちろん、現実の経済はこんなに単純ではありません。
貯蓄されるとお金は回らなくなります、税金として徴収されると世の中から消えてしまったりします。
「働いてお金を稼ぐ」だけではなく、
「稼いだお金を、何に使うのか」ということも、私は大切だと思っています。
もちろん「何に使うか」は、自分で決めていい
ここが、子どもに一番伝えたかったところかもしれません。
お金を使うことは、「なんでも買えばいい」という意味ではありません。
自分が大切だと思うもの。
やってみたいこと。
会いたい人。
行ってみたい場所。
学びたいこと。
誰かを喜ばせること。
そういうものに、自分のお金を使ってほしい。
そして、「これは自分にとって本当に価値があるかな?」と考えながら使える大人になってほしい。
そんな気持ちでした。
子どもにこの話がどこまで届いたかは……わかりません(笑)
正直に言うと、この話を子どもたちがどこまで覚えているのかは、まったくわかりません。
もしかしたら、「お母さん、なんか1000円札を見せながら変な話してたな」くらいの記憶かもしれません(笑)。
でも、それでもいいと思っています。
おわりに
初めてのお給料、あなたなら子どもに何を伝えますか?
初めてアルバイトをして、
初めて自分で稼いだお金を手にする。
そのときに親からどんな言葉をかけてもらったか。
「貯金しなさい」
「無駄遣いしちゃダメよ」
という言葉も、もちろん大切だと思います。
でも私は、それに加えて、
「あなたが働いたことに価値があるんだよ」
「お金そのものが豊かさを作るんじゃなくて、人が働いてモノやサービスを生み出しているんだよ」
「そして、あなたが使ったお金も、誰かの仕事や所得につながっていくんだよ」
と伝えたい。
これが、マクロ経済を知った私が、子どもたちの初めてのアルバイトに伝えたかったことです。
みなさんなら、子どもが初めてアルバイトをするとき、
「お金」についてどんなことを伝えますか?😊

わたしのオススメの本です♪
難しく思えるマクロ経済ですが、タイトルの通り、目からウロコが落ちるような
わかりやすく読みやすい書籍です☺️


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